日常的に使うもの、例えば鍵や財布、時には大きなぬいぐるみまで、必要な時に限って家のどこかに行方不明になることがあります。
忘れてしまった場合も、家の中にあると信じて探すものの、時として必要な物が見つからず焦りや心配を感じることも。
無意識にどこかへ置いたり、誤って捨ててしまった可能性も否めません。
今回は、家の中で物を見失う原因とそれを見つけ出す方法、さらに忘れないためのアプリ等の予防策をご紹介します。
思い出せない！家の中の行方不明な物の理由
自宅では大抵の物がどこにあるかはっきりしています。
しかし、家の中で失くしてしまった時、なぜ見つけられないのでしょうか。
通常と異なる場所に無意識に置いてしまったため思い出せない
家は最もリラックスする場所です。
そのため、仕事場や学校と違い、何気なく物を使い、周囲に適当に置いてしまうことがよくあります。
「何かをしながら気付かずに置いた」「家族に呼ばれて作業途中に適当に放置した」
こんな風に普段とは異なる場所に物を置いてしまい、後でどこにあるのかを思い出せなくなることも多いです。
後に思わぬ場所で発見したり、家族が偶然見つけることもよくあります。
自分の決めつけで見落としている場所がある
「絶対にここにはない」と決めつけていませんか？
また、「探しているから身につけているはずがない」と思い込み、実は探しているメガネをかけていることも。
妥協による中途半端な捜索
先ほどの例と似ていますが、探していない場所がまだあるにも関わらず、「もう探したから絶対にない」と決めつけてしまうことがあります。
たとえば、押入れの奥にスペースがあるものの、前に物があるから「奥にはないだろう」と考える。
個人的な経験ですが、カギをポケットに入れ、その上からハンカチを入れた時、カギが奥に行き見落とすことも。
他の人が勝手に使っているかもしれない
「他の人は使わないだろう」という思い込みもあります。
家族や同居人がいる場合は、確認する価値があります。
「〇〇を失くしたんだけど」とコミュニケーションを取るのも良いでしょう。
間違って捨ててしまった可能性
残念ながら、間違えて捨てた可能性もあります。
捨てる予定の物と一緒に置いていたかもしれませんね。
「絶対にない」と確信があるなら問題ありませんが、少しでも疑問があるなら、誤って捨ててしまった可能性があります。
実は家の中にないかもしれない
「家に持ち帰ったはずが、実際には持ち帰っていない」というケースも考えられます。
例えば車の鍵のように、必ず持ち帰るものではない場合、職場や学校、外出先に置き忘れている可能性もあります。
探し物の探し方
日常生活の中で、気がついたら大切な物をどこかに置き忘れてしまうことがよくあります。
そんな時の探し方を幾つか紹介しましょう。
失くした時の行動を再現する
もし失くしたのがつい最近なら、その時の行動を再び行ってみましょう。時間が経過している場合は、普段の日常を思い出してください。
「あ、そこに置いたんだ」と気づくこともあります。
例えば、日常の中で突然誰かに呼ばれたり、急にトイレに行く必要があったりして、物の置き場所が変わることがあります。
家の地図を作成する
家の中の地図を紙に描いて、それぞれのエリアを一つずつ確認していきましょう。
確認が終わったエリアは地図上から消していく方法です。これは手間がかかりますが、大切な物を真剣に探している時には効果的です。
見落としている場所がないか、同じところを繰り返し探しているかを防げます。
家族や同居人に告知する
もし家族や同居人と一緒に住んでいるなら、一人で焦るよりも他の人にも協力を求めましょう。
以前述べた通り、他の人が使っている可能性もあれば、見かけたことがあるかもしれません。
引き寄せの法則を試す
引き寄せの法則や潜在意識について聞いたことはあるでしょう。
通常、失くした物を「ない」と思いながら探しますが、実はそれを引き寄せているのです。
「ある」と思いながら探すと見つかりやすいですが、これは意識の問題です。
時には「諦めて意識を他のことに向ける」ことが効果的です。
「忘れた頃に見つかる」「買い替えた後に見つかる」ということはよくあります。
実は体が覚えていることもあります。
占いやスピリチュアルな方法を試す
どこをどう探しても見つからない時は、占いやスピリチュアルな方法を試してみましょう。例えば、
・「にんにく、にんにく」と言いながら探す
・はさみを耳元でチョキチョキしながら「ハサミさん、ハサミさん、○○はどこ？」と唱える
・「たぬきがこけた」と言いながら探す
などがあります。ハサミさんのおまじないをする場合、見つかったらハサミにちゃんとお礼を言いましょう。
家以外を探す、または連絡を取る
どうしても見つからない時は、家以外の場所、例えば職場や学校で探してみましょう。
また、他の人と一緒にいた場合は、誤って持っていっている可能性もあるので、その人に連絡して確認してみるのも良いでしょう。
時には他人の手に渡っていることがありますので、確認は大切です。
失くさないための実践的な方法
日常生活において、物を探すのは時間の浪費であり、見つからない時の不安は計り知れません。
なくさない工夫をして、その時間を他のことに使うのが賢明です
物を失くさないためには、いくつかの効果的な手法があります。
・物の専用の場所を定め、家族全員で共有する（使用後は必ずその場所に戻す）
・家が乱雑な場合は片付けをし、不要な物を整理する
・何かをしながら物を扱う「ながら行動」を避ける（物を置く時はその物に意識を集中させる）
これらは基本的なことですが、実行することで家の中で物を失くすリスクを大幅に減らすことができます。
家や引き出しが乱雑な場合、これを機に整頓することで失くし物が減り、快適な生活空間を作ることができます。
物を失くさないための便利グッズ
物を頻繁に失くして困っている場合、便利な道具を使うのも良い方法です。
スマートタグは、キーホルダーやステッカー型の迷子防止タグです。
これらをよく失くす物や失くした時に困る物に付けておき、失くした時にスマートフォンと連動させることで、音や光、位置情報などで物の場所を教えてくれます。
種類が豊富なので、カギにはキーホルダー型、リモコンなどにはステッカー型を選ぶことができます。
物の保管場所をアプリで管理
普段使わないけれど必要な時に探す物には、特定のアプリが役立ちます。
例えば電池のように必要な時に見つからない物や、最近購入したけれど保管場所を忘れた洋服、滅多に使わない文房具や工具などです。
物を収納する時には、写真を撮って収納場所にタグ付けします。
必要な時にはアプリを起動し、登録した物を検索することで、すぐにその場所が分かります。
このアプリは、物を同じ場所に保管する習慣がある人に特におすすめです。
家の中での物の紛失と記憶の不足に関するまとめ
家の中で物を失くすことは一般的な現象ですが、探し物をする際の時間の無駄やストレスは避けたいものです。
家はリラックスしているため、つい色々な場所に物を置き忘れることがあります。
また、家族がいる場合、それぞれが物を適当な場所に置くことで、物の行方が分からなくなることもあります。
物を失くした場合、その時の状況を冷静に思い出し、妥協せず隅々まで探すことが大切です。
また、一人で探すよりも、周囲にも協力を求めると良いでしょう。
興味があれば、引き寄せの法則を利用する方法も効果的です。
時には予期せぬタイミングで簡単に見つかることもあります。
しかし、最も根本的な解決策は、物を失くさない環境を作ることです。
家が乱雑な場合は、整理整頓に努めることが重要です。
物の固定の置き場所を設け、無意識の行動や多任務処理を避けることも、物を失くさないためには効果的です。
また、失くす前にスマートタグのような道具やアプリを利用するのも有益です。
「物を失くさない習慣と家の環境づくり」を実践することで、日常生活をより快適に過ごせるようになります。
これらの方法を試してみて、失くし物のストレスから解放されることをお勧めします。
